困っている女性ペットの遺骨を重荷にならずに処分したい。
以下の5つの処分方法の中から選ぶのが適切です。
さまざまな事情でペットの遺骨はいらないけど、どう処分するのが適切なのか気になりますよね。
結論からいうと、以下で挙げた状況に応じた処分方法を選ぶのが適切です。
- 火葬前:返骨されない方法を選ぶ
- 火葬後:業者に処分を依頼
- 返骨後:業者または自分で処分
とはいえ、住宅事情や懐事情などのさまざまな事情でご遺骨の処分方法に困り、公共の場所や他人の敷地に遺棄するなどしてニュースに取り上げられる事例もあとを絶ちません。
そこで本記事では、ペットの遺骨がいらない場合に適切な処分方法やNGな処分方法、アンケートで他の方がどうしているのかについて解説しています。
ペットの遺骨を重荷に感じずに処分したい方やこれから立ち会うであろう場面をスムーズに対応したい方は、ぜひ参考にしてください。
ペットの遺骨がいらない人向けの5つの処分方法
困っている女性ペットに後ろめたさを感じずに処分する方法はありますか?
状況に応じて、以下の処分方法から選ぶのが適切ですよ。
あなたが置かれている状況によって選べない選択肢もあるので、各処分方法の詳細についてそれぞれみていきましょう。
処分方法1. ペットの火葬を自治体に依頼する
ペットの遺骨がいらないと感じている人におすすめな処分方法の1つとして、ペットの火葬を自治体に依頼することがあげられます。
- 前提:ペットのご遺体が火葬前の人
- 民間業者よりも火葬費用が安い
- 返骨がないので火葬後の手続きが不要
- 受入日時が決まっている
- 火葬後の遺骨が返骨されない
お住まいの市区町村によって細かな対応は異なりますが、基本的に所轄の衛生組合または清掃事務所などで引取り・処分をおこないます。
例えば、東京都品川区の場合、以下のように記載されています。
飼っていた犬・猫・小鳥などの死体(一頭25キログラム未満のものに限る)は清掃事務所で有料(一体につき3,000円)で引き取ります。
管轄の清掃事務所に電話でお申込ください。品川区清掃事務所(受付時間:午前8時から午後4時まで)
品川区ホームページ
電話:03-3490-7051
受入日時は、平日の8時~16時(12時~13時は昼休憩)などであることがほとんど。
後述する民間業者と比較しても格安で処分はでき、火葬後のさまざまな手続きも不要なので、さまざまな事情で本当にペットの遺骨がいらないし、もろもろの手続きも考えたくないという人におすすめです。
とはいえ、大事にしていたペットちゃんがしっかりと供養してあげられるかに関しては、疑問符がつきます。
処分方法2. 合同火葬でペットの遺骨を供養してもらう
ペットの遺骨がいらないと感じている人におすすめな処分方法の1つとして、合同火葬でペットの遺骨を供養してもらうことがあげられます。
- 前提:ペットのご遺体が火葬前の人
- 個別火葬よりも火葬費用が安い
- 対応時間が柔軟
- 返骨がないので火葬後の手続きが不要
- 供養方法を考えなくて済む
- 火葬後の遺骨が返骨されない
前述の自治体に依頼するよりも費用はかかりますが、もしペットちゃんが土日祝などの休み中に亡くなってもすぐにお迎えに来てくれるのもメリットの一つ。
合同火葬を実施する業者によって合同墓地の有無など異なりますが、基本的に返骨がないので火葬後の供養や手続きなども不要です。
ペットに対して、深い愛情を注いでいる人からしたら「合同火葬なんてかわいそう」といった意見も散見されますが、お墓参りや場合によっては墓じまいなどの将来的な手続きを考えたら、賢明な選択肢といえますね。
処分方法3. ペット用の合同墓地に納骨し供養してもらう
ペットの遺骨がいらないと感じている人におすすめな処分方法の1つとして、ペット用の合同墓に納骨し供養してもらうことがあげられます。
- 前提:ペットのご遺体が火葬後の人
- 他の供養方法よりも費用が安い
- 墓じまいなどの納骨後の手続きが不要
- あとで取り出すことができない
- 合同供養に賛否の声がある
おもにペット霊園が合同火葬も同時に対応している場所がほとんどですが、個別火葬後に合同墓地への納骨を対応しているペット霊園も多く、個別納骨よりも格安。
合同墓地はお墓参りができないといった意見もありますが、ペット霊園によってお参り用の記念碑が設けられている場所も多く、遺骨を取り出すことができないことを除いては、個別納骨と大差ありません。
ペット霊園で永代供養する費用と比較したら圧倒的にコスパが良いので、個別納骨にこだわりがなければ賢明な選択肢といえます。
処分方法4. 専門業者にペットの遺骨を散骨してもらう
ペットの遺骨がいらないと感じている人におすすめな処分方法の1つとして、専門業者にペットの遺骨を散骨してもらうことがあげられます。
- 前提:ペットのご遺体が火葬後の人
- 海に還したい・土に還したい人に最適
- 墓じまいなどの納骨後の手続きが不要
- お墓参りを考えなくて済む
- 他の手段よりも費用がかかる
ペットの遺骨を散骨してくれる専門業者は、火葬から散骨までワンストップで対応してくれることがほとんど。
海洋散骨や山林散骨に散骨をおこなうので、「海に還したい」、「土に還したい」といった意向がある人に最適です。
ペットの遺骨を散骨する場合、他の処分方法よりも費用はかかりますが、他の方法よりもしっかりとした供養をおこなうので、遺骨を手元においたりお参りなどの時間が割けたりできない方に賢明な選択肢といえます。
ペット遺骨を散骨する詳しい方法については以下の記事を参考にしてください。
参考:ペット遺骨の粉骨ガイド|遺骨の粉砕から手元供養まで詳細解説!
処分方法5. ペットの遺骨を自宅の敷地内に埋葬する
ペットの遺骨がいらないと感じている人におすすめな処分方法の1つとして、ペットの遺骨を自宅の敷地内に埋葬することがあげられます。
- 前提:ペットのご遺体が火葬後の人
- ほとんど費用がかからない
- いつでも埋葬できる
- 納骨などの面倒な手続きが不要
- 引越しの可能性がある場合、非推奨
火葬後、ペットの遺骨をしっかりと供養する方法として最終的に選ばれるのが自宅に埋葬する方法で、将来的に引越しの可能性がある場合はトラブル防止の観点から推奨しません。
しかし、骨壺ごと埋葬しておけば、万が一のときもすぐに取り出すことができるので、引越しや分骨して手元供養する際など柔軟に対応できるため手元供養を中心に考えている人に最適な選択肢といえます。
自宅にペットの遺骨を置く場所にお困りの方は、以下の記事を参考にしてください。
参考:ペットの遺骨の正しい置き場所と方角|風水で自宅に保管する方法
これまでにペットの遺骨がいらない人に最適な処分方法についてみてきましたが、一方で絶対にNGな処分方法について、次の項目でみていきましょう。
【NG行動】ペット遺骨がいらない人のやってはいけない処分方法3選
困っている女性適切な方法があるなら、NGな方法もあるの?
はい。以下のようにぞんざいに扱うことは絶対にNGです。
多くのウェブサイトでペットの死骸は一般廃棄物として処分できるとされていますが、各自治体の見解はペットの死骸は廃棄物ではないと明言されています。
したがって、以下のようなペット(愛玩動物)の遺骨をぞんざいに扱うことは絶対にしてはいけません。
もしお近くのご友人やお知り合いの方で対応に困っている人がいたときのためにもNGな処分方法について、それぞれみていきましょう。
NGな処分方法1. 一般ごみとして捨てる
ペット遺骨のNGな処分方法の一つとして一般ごみとして捨てることは、ペットに対する冒涜でありモラルに反する行為であり、絶対にしてはいけません。
以下に大阪府の見解を引用いたします。
Q22 ペットの死体は廃棄物になるか?
大阪府:よくあるご質問(FAQ)
A22 宗教的・社会的慣習等により埋葬及び供養が行われるものについては、社会通念上廃棄物処理法に規定する「汚物又は不要物」に該当しませんので、愛玩動物(ペット)の死体は廃棄物には当たりません。ただし、埋葬・供養するとして飼い主から預かったペットの死体を火葬及び返骨等の処理を適正に行わずに処分する場合は、廃棄物(一般廃棄物)に該当します。また、埋葬及び供養を行うことが、宗教的・社会的慣習となっていないものについて、供養を行うという理由だけで社会通念上廃棄物処理法に規定する「汚物又は不要物」に該当しないとすることはできません。
なお、道路管理者が路上で斃死した動物の死体を回収し供養等を行わずに焼却する場合は、一般廃棄物に該当します。
大阪府以外にも九都県市首脳会議廃棄物問題検討委員会の見解も同様にペットの死体は廃棄物に当たらないとされています。
したがって、ペットの遺骨を一般ごみとして出す行為は、死体遺棄として解釈されるため、処分に困ったとしてもやってはいけません。
ただし、飼い主自らが処分場に足を運び、処分を依頼する場合、ペットとしての所有権を放棄し、動物の死体の処分を依頼することとなるため、違法性には問われません。
NGな処分方法2. 路上や公共の場に捨てる
ペット遺骨のNGな処分方法の一つとして、路上や公園などの公共の場に捨てることは軽犯罪法に抵触する恐れがあるため、絶対にやってはいけません。
軽犯罪法
第一条 左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
二十七
公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物又は廃物を棄てた者
e-gov法令検索
上記の法律上、NGなだけでなく公共施設の評判を貶めたとして、損害賠償を求められるリスクも充分に考えられます。
たとえペットの遺骨処分に困ったとしても絶対にやっていはいけません。
NGな処分方法3. 他人の土地に勝手に埋葬する
ペット遺骨のNGな処分方法の一つとして、他人の土地にペットの遺骨を勝手に埋葬することは土地の所有者に迷惑をかける行為であり、法律違反です。
- 不法侵入
- 不法投棄
他人の土地にペットの遺骨を埋葬することは、上記の2つの法律違反を犯しています。
法律的な観点だけでなく、精神的な苦痛を与えられたとして、民事上の責任を問われる可能性も考えられます。
当たり前のことではありますが、原則として自己所有の土地もしくはあらかじめ許可を得た場所に埋葬しましょう。
ペットの遺骨はどうしてる?みんなのアンケート解説
困っている女性ペットの遺骨は他の人はどうしているの?
アンケート調査結果をもとにみていきましょう。
参考:飼っていた犬や猫が死んだ後の対応に関するアンケート!葬式やお墓は?
参考:亡くなったペットの5割以上に病気があった 治療費が想像以上に高額だったと回答した飼い主は9割以上
アンケート1. ペットの死後、5割超が民間業者を利用
飼っていた猫や犬が亡くなった経験のあるペットオーナー200名のアンケート調査の結果、ペットの死後、以下のような対応の割合となりました。

- 民間業者で火葬:53.5%
- 自宅で土葬:23.5%
- 自治体で火葬:17.5%
- 近所に土葬:4.0%
- 自宅で火葬:1.5%
上記の通り、過半数を超える53.5%ものペットオーナーが民間業者で火葬を選んでいました。ただし、合同火葬・個別火葬の区別はないため、すべてが個別火葬とは限りません。
昭和の時代は、ペットが亡くなったら土葬するのが当たり前でしたが、「家族の一員としてしっかり供養してあげたい」「遺骨を残したい」などの理由から民間業者で火葬を選ぶ人が多く見られ、徐々にペットの火葬文化が根付いていることがわかります。
アンケート2. ペットの葬儀は6割超の人が実施せず
飼っていた猫や犬が亡くなった経験のあるペットオーナー200名のアンケート調査の結果、ペット葬儀の実施の有無は、以下のような対応の割合となりました。

ペット葬儀をおこなった人は33%と、全体の1/3程度にとどまり、葬儀をおこなわなかった人が大半を占めています。
葬儀をおこなった人とおこなわなかった人のそれぞれの理由は以下のとおりです。
ペットの葬儀をおこなった人はペットを家族同然として扱っている人が多く、しっかりと供養したいと考えている人が多く見られました。
葬儀をおこなわなかった人の中で費用的に見合わせた人がいる一方でサービス自体を知らなかった人が一定数見られたので、もし知っていたら割合が変わっていたかも知れません。
アンケート3. ペットのお墓へ納骨した人は1割以下
飼っていた猫や犬が亡くなった経験のあるペットオーナー200名のアンケート調査の結果、ペット霊園への納骨の有無は、以下のような対応の割合となりました。

ペット霊園に納骨をおこなった人は7.5%と、1割に満たない割合にとどまり、納骨をおこなわなかった人が大多数を占めています。
ペット霊園へ納骨をおこなった人とおこなわなかった人のそれぞれの理由は以下のとおりです。
上記の内容から、ペット霊園に納骨をおこなわなかった人の中で以下の3つに分けることができます。
- 自宅に埋葬した
- 周囲になかった
- 費用的に見合わせた
自宅に埋葬した人や周囲や条件的に合致した場所がなかった以外に費用的に見合わせた人も一定数見られました。
アンケートまとめ. ペットオーナーの大半がペットの生前に出費がかさんだのが実情
株式会社FPCが実施した「亡くなったペットの治療事情」に関する調査の結果は以下のとおりです。



上記のアンケート結果を踏まえると、生前のペットに充分なお金をかけられていて、亡くなったあとの諸手続きについて費用的に見合わせざるを得なかったのが実情との見方ができます。
実例として、わたしの家での例を下記に示します。
各ご家庭で経済状況や住宅事情などさまざまな条件が異なるため、わたしの事例のように火葬せずに埋葬することが適切ではありません。
前述したアンケート結果のように民間業者で火葬して葬儀をすることが適切なケースもあります。大切なのは、無理をせずにペットオーナーとしてできることをしてあげることが大切です。
次の項目では、ペットオーナーとしてペットの遺骨を処分するときの心構えについてみていきましょう。
ペットの遺骨を処分するときに忘れてはいけない3つの心構え
困っている女性遺骨を処分するとき、どんなことに気をつければいいの?
ペットちゃんに敬意を払い、感謝の念を持つことが大切です。
ペットとのお別れは辛いものですが、心持ち・気持ちの置き方一つでペットちゃんを悲しませずに見送ることができます。
ペットの遺骨を処分するとき忘れてはいけないペットオーナーとしての心構えをそれぞれみていきましょう。
心構え1. 最期までペットに感謝の気持ちを持つ
忘れてはいけない心構えの一つは、最期までペットに感謝の気持ちを持つことです。
ペットたちは私たちに無償の愛情を注いでくれ、ときに私たちを癒し、あるときは優しく支えてくれました。さまざまな場面で私達に寄り添ってくれた無償の愛情に心から感謝することがペットへの最大の恩返しになります。
愛するペットが亡くなった後は、悲しみや寂しさに暮れる日々が続き、気持ちの切り替えがうまくいかない日も少なくありません。しかし、これまでペットと一緒に過ごした日々の思い出を振り返ってみてください。
- 一緒に過ごした楽しい時間
- ペットの可愛らしい仕草
- うまく意思の疎通ができなかったとき
- ペットの新しい一面を見つけたとき
- あなたを慰めてくれた瞬間など
一緒に過ごした時間が多くなるにつれて、お別れのときは辛くなりますが、最期までペットへの感謝の気持ちを胸にペットの遺骨を処分しましょう。
心構え2. ペットとの絆を大切にし、遺骨にこだわりすぎない
忘れてはいけない心構えの一つは、ペットとの絆を大切にし、遺骨にこだわりすぎないことです。
ペットの遺骨を処分する際、大切に過ごしてきたペットオーナーほど遺骨そのものにこだわりすぎてしまう傾向があります。
しかし、遺骨を手元に置くことがペットへの愛情の証ではありません。大切なのはペットとの思い出を心に刻み、ペットとの絆を大切にすることです。
例えば、ペットの写真を飾ったり、ペットの首輪やおもちゃを大切に保管したりすることで、遺骨にこだわりすぎずにペットとの思い出を身近に感じることができます。
ペットの遺骨にこだわりすぎるあまり「ペット遺骨アクセサリーは良くない」とする意見も散見されます。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
参考:ペット遺骨アクセサリー(ペンダント)良くないと誤解される5つ理由
心構え3. ペットへ敬意を払い、自分なりの供養の仕方を見つける
忘れてはいけない心構えの一つは、ペットへ敬意を払い、自分なりの供養の仕方を見つけることです。
ペットの供養方法は、昔ながらの土葬から海洋散骨や手元供養など、時代にあわせてさまざまな供養方法が取り入れられてきました。
- 土葬
- 火葬
- 散骨
- 手元供養
- 遺骨アクセサリー
とはいえ、供養方法によっては周囲の人から理解が得られないばかりか反対されてしまい、中にはケンカやトラブルに発展するケースもあります。
見送ってもらう側のペットたちからしたら目新しい供養方法で家族が仲違いするよりも、みんなが仲良く笑顔で見送ってくれる方法で見送ってほしいと願っているはずです。
適切な供養方法は各ご家庭やペットオーナーによって異なりますが、外野の声に惑わされずそれぞれがペットに対して深い愛情と感謝の念を示し、敬意を持ってペットを偲ぶ方法が適切といえます。
ペット遺骨の処分方法に関するよくある質問と回答
下記にペットの遺骨の処分方法に関するよくある質問と回答について解説しています。
まとめ:ペットの遺骨がいらない人も適切に処分し前に進みましょう
安心する女性他の人もどうしているのかも分かったので、自分なりの処分方法が見出せそうです。
状況に応じて、適切な選択肢を選ぶことが大切です。
これまでの内容をふりかえって、以下にまとめとします。
人それぞれで置かれた状況が異なるので「絶対にこれが正解!」と安易にいえませんし、ましてや愛するペットの命にも関わる問題なので、それぞれに最適解が存在します。
例えば、以下のように火葬の前後で選べる選択肢も異なるので、状況に応じた処分方法を選ぶのが適切です。
- ペットの火葬を自治体に依頼する(火葬前)
- 合同火葬でペットの遺骨を合同供養(火葬前)
- ペット用の合同墓に納骨する(火葬後)
- 専門業者にペットの遺骨を散骨する(火葬後)
- 自宅の敷地内に埋葬する(火葬後)
一方で手元供養や遺骨アクセサリーなども注目され、以前よりももっとカジュアルにペットの形見を手元においたり、身につけたりする人が増えてきています。
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